こんにちは
寒い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?
立春の日が近づいておりますが、私はそうは思えないほどに凍えております
さて、今回は以前に引き続き、節分にまつわるお話をもってまいりました。
以前は節分の豆まきについてお話しましたが、さて鬼はどこから来るのでしょうか?
陰陽道では『鬼門(きもん)』が万事に忌み嫌われる鬼の出入りする不吉な方角とされています。
鬼門は北東すなわち艮(うしとら)の方角です。
艮は十二支で方位を示した丑(うし、北北東)と寅(とら、東北東)の間、丑寅=艮の方角です。
艮(うしとら)の方角から来る鬼なので、牛のツノを持ち、虎柄のパンツを履いた姿となりました。
鬼といえば昔話の桃太郎🍑
桃は古来から邪気を祓う力があり、厄除けの霊力があるとされていました。
日本最古の書物『古事記』では黄泉の国の1500もの化け物をたった3個の桃の実で追い払ったと書かれています。
ですので、高級なメロン太郎や、重量級のスイカ太郎、トゲトゲが強力なパイナップル太郎ではなく桃太郎なのです。
桃太郎の家来は犬、猿、キジ。
鬼門の反対となる裏鬼門から時計回りに申(さる)、酉(とり)、戌(いぬ)を連れて行ったという訳です。
京都御所 鬼門の角には猿が辻と名付けられた場所があります。
名前の由来は、塀の屋根の軒下に猿の像がいるからです。
鬼門の反対となる南西=申(さる)は鬼に強いという理由です。
もっと強そうな動物、オオカミや熊ではダメだったのですね。
ということで、鬼や桃太郎のお話でした✨
ご存じの方もいらっしゃったでしょうか?
「節分」というイベントひとつでも、さまざまな裏話がありますので
皆さまも一度調べてみてはいかがでしょうか